第3回義歯刻銘ボランティア

「歯科技工」誌(医歯薬出版KK発行)1998年8月号に特別レポートとして「広島県歯科技工士会による2回の県内一斉義歯刻銘ボランティアデーを振り返って」と題して5ページに渡って紹介されました

老人ホームのヘルパーさんたちが入所者の義歯の紛失、置き忘れなどで、誰の義歯か分からなくなり、たいへん困っておられるという話を聞き、私たちに出来る社会奉仕として義歯に名前を入れるボランティアを行いました。


広島県歯科技工士会会長より各老人施設宛文書(平成11年3月8日付け)

県内特別養護老人ホームよりの礼状(平成11年3月11日付け)

平成11年3月7日(日)


広島県下の老人ホーム 12施設  (302名 548床)

参加
歯科技工士数 130名
歯科衛生士数  26名
歯科医師数   10名

他に材料メーカー、歯科材料商社のご協力をいただきました


方法(支部により一部方法が異なっています)

  1. あらかじめ名前を印刷したOHPシート(透明)の表面にセロテープを張りレジン液による印刷の剥がれを防止
  2. 義歯の舌側表面を長さ20mm、幅5mm、深さ1mmほど削る
  3. 即時重合レジンで表面を覆う
  4. 研磨して終了

(義歯を取り扱う前後には十分に消毒、殺菌を行い我々の感染はもとより老人方の感染にも注意しました)

名前を入れた義歯の例

老人の方には自分で名前を読むにはちょっと字が小さいかもしれませんが、ヘルパーさんたちには管理がしやすくなるとひじょうに喜ばれました。食事のあとに義歯を洗浄しても名前が分かるので便利がよさそうです。(老人ホームによっては義歯をまとめて洗っているところもあるようです。また紛失などもよくあるようです)
老人の方が「自分の「義歯」であるという自覚もでるのではないか」という話しもされていました。


以下、尾道支部の写真より(広島北支部の写真をEVENTS(北支部)に掲載しております)

歯科衛生士などの手により加工の前後に十分な消毒をします。



埋める部分を掘ります











歯科医師の手で名前の入った義歯を装着しました


今年で3度目のボランティアになりましてこの行事も広島県の歯科界には定着したものと存じます。
全国には以前より同様なボランティアを行っている技工士会もありますが、ますます全国に拡がることを期待しております。